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大根の葉に虫食い発見!大根の害虫対策に重要な3つの対処法

10月に植えた大根の葉が虫に喰われているなぁと思っていたのですが、しっかりと葉の真ん中を見ると小さなイモムシがぎっしりいるのを発見してしまいました。

クモの巣みたいな白い繭が葉の中心に張られていて、繭の中には黒い目のような模様がついているイモムシ。この大根の葉を食べていたのは「ハイマダラノメイガ」のという蛾の幼虫でした。

別名「ダイコンシンクイムシ」と言いその名の通り大根の葉の中心部を食い荒らしていました。大根の若い葉を食べてクモの巣のような白い糸を張りながらどんどん成長していくようです。

大根の中心から生えてくる若い葉を食べると成長が止まってしまい、そのままにしていると枯れてしまうので早期に対策が必要です。

殺虫剤を使えばすぐに除去できるだろうけど、我が家の畑は無農薬栽培で育てているため、今回は殺虫剤以外で対応して成功した方法をお伝えします。

ハイマダラノメイガとは?

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成虫は茶色の蛾ですが、幼虫は写真のように白い体に黒い目のような模様がついています。夏の終わりになるとよく畑によく飛んでいます。

幼虫は5mm〜2cmくらいの大きさでとても小さいです。卵を付けると随時孵化するようで、大根の葉についていることを初めは全く気付かずにいました。

しかし葉が喰われて何か虫がいると気づいたときにはかなり多くの幼虫が孵化しており、駆除してもどんどん小さい幼虫が現れます。卵を探しても葉の中心部分にクモの巣のようなマユを作っているため、どこにいるのか見にくくよくわかりませんでした。

そして大根の葉だけでなく根の食べる部分にも侵入していうので厄介なのです。

大根が害虫にやられないようにする3つの方法

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この写真のようになってしまったらかなり重症です。若い葉だけでなく大きくなった葉もすべて食べられてしまいます。

しかしこんな状態からでもまだ復活できましたのでご安心ください。 ハイマダラノメイガに負けないようにするために、やればよかったことや、

実際にやってよかったことをお伝えします。

大根を植えたら早急に防虫ネットをする

すでにハイマダラノメイガの幼虫が発生しているともう遅いのですが、大根の種を植えたらなるべく早めに防虫ネットをすることが一番の対策と言えます。

虫が飛来して卵を産み付けないように、葉目が出る前に防虫ネットをかけましょう。

アブラナ科の大根は虫が付きやすい種類なので、タイミングを逃すといつの間にか蛾に卵を産み付けられます。そしてあっという間に幼虫に中心部を食べられてしまいます。

ネットを張るポイントとしては、なるべくすき間を作らないことです。すき間のないようにネットと支柱を洗濯ばさみで留めたり、ネットの端には土をかけておくと虫が入りにくくなります。

それでも蛾が入っていることがあるので定期的にネットの中も確認しましょう。しかし虫が入らないようにあまりしっかり留めると今度は開けにくくなるので難しいところです。

気温が下がってくる11月中旬くらいまではネットをしておくと虫に喰われる心配が少なくなります。

一度現れたらひたすら虫を取る

ハイマダラノメイガの幼虫に喰われてしまったら、一匹づつ取るしかありません。ひたすら割り箸や串で幼虫を取りましょう。

小さい幼虫は大量にいるので非常に気持ち悪いです。今回は割り箸や竹串で挟んで取りましたが、ざっと20匹くらいは取れました。。

葉と葉の間の細かいすき間にぎっしりといたりして見るとゾッとします。その後1週間後にまた行くとまた同じくらいの量で幼虫が付いているのでなかなか減りませんでした。

しかし若い葉が大きくなるまでこの作業を1か月くらい続けると、だんだんと葉の成長が勝り、ほったらかしにして少々喰われても大きく成長できるようになります。

今回の収穫では残念ながら葉には虫がついているので葉を食べることはできませんでしたが、大根は大きく立派に育ちました。

大根の食べる部分にも侵入できるようで、ポツポツ穴があいていたので、食べる時はチェックしてから使いましょう。

収穫までハイマダラノメイガの幼虫をすべて除去することはできませんでしたか、なんとか共存して成長し収穫することができました。

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写真は駆除して5日後の様子です。かなり葉を食べられましたが、真ん中から少しずつ新たな葉が出ています。生命力の強い大根はまたすぐに成長することができるようになりました。

木酢液やニーム液を散布する

幼虫がたくさん付いている苗と付いていない苗がありました。幼虫が少ない苗は生育が良く、葉もしっかりとしていました。

木酢液やニーム液に防虫効果はありませんが、葉に散布することで、虫が好まない丈夫な葉を作ることができるようです。

まだ葉が小さいうちから水で薄めて散布することで、害虫の被害にあいにくくなります。

大根は早めに害虫対策をしよう

大根の害虫対策には早期の防虫ネットがとても有効です!しかしすでに幼虫にやられたら、週1回以上幼虫を取ることを1か月くらい続けてみましょう。

中心部の葉が大きく成長するようになってきたらもう大丈夫です。そして来年大根を植える時には防虫ネットをしましょう!

大根は初心者でも家庭菜園で作りやすい作物と言われているので、しっかりと対策をして、喰われても諦めずに虫を除去すれば、とっても美味しい大根を育てることができますよ!