子供が7歳になり化石発掘をしたい!と言うようになりました。
2年前に福井県恐竜博物館で化石発掘体験したのですが、とても楽しかったことを思い出し、今回はどこへ行こうかと色々調べてみました。
福井県立恐竜博物館は愛知県からだと少し遠いし、ゴールデンウィークということもあり混んでいそうなのであまり気が乗りませんでした。
調べていくと岐阜県の瑞浪市化石博物館でも化石発掘ができることがわかり、実際に行ってみると約1700万年前の化石を発掘できるなど、貴重な体験をすることができたのでご紹介したいと思います。
化石発掘には瑞浪市化石博物館がおすすめな5つの理由!
アクセスがよい
瑞浪市化石博物館の場所は車で行きやすい場所にあります。JR瑞浪駅もありタクシーで10分くらいと比較的近い場所にあります。
車で行く場合
中央自動車道瑞浪インターを降りて3分というとてもアクセスのよい場所にあります。名古屋からも行きやすく、高速を使えば1時間程度で行くことができます。
(ちなみに今回は下道で行ったのですがゴールデンウィークということもあり、とっても混んでいて3時間半くらいかかりました。高速も渋滞していたようなので余裕をもって行動するといいと思います。)
駐車場も博物館の前にありますし、目の前に瑞穂市民公園がありどちらの駐車場も無料なので安心です。
電車で行く場合
電車ではJR中央線瑞浪駅から降りて徒歩30分(2.4km)と結構距離があります。
歩いて来ている方もちらほら見かけましたが、子供と一緒だとちょっと辛い距離ですね。
ここから博物館から化石発掘場である野外学習地場所は別の場所にあり、さらに1.7kmほど歩かなくてはいけないため、電車で行く場合はタクシーを利用するのがいいと思いました。
我が家は車を持っておらず、電車で行こうか迷いましたが、野外学習地までの距離を考慮して今回はカーシェアリングでいきました。
化石採掘はとても楽しい!
行く前に準備をしておこう!
・タガネ
・ハンマー
・軍手
・防護メガネ又はゴーグルなど
・新聞紙
・ビニール袋
現地での採集用の道具は貸し出しをしていないため、事前に準備しておきましょう。
タガネは持っていなかったので、代わりにマイナスドライバーを持っていきました。
近くに100円ショップがあるので、そこで忘れていた軍手を購入しました。
ちなみに後述しますが、採集した化石を入れる箱なども購入すると、とてもよいお土産になります。
▼持ち物等詳しい内容はこちらをご参考にしてください。
化石採集体験(野外学習地)の利用案内|瑞浪市公式ホームページ
博物館の見学をしてから化石採集受付へ
博物館は大人200円、高校生まで無料です。
化石発掘体験も受付をするだけで、別途料金はかからないというのはとてもありがたいです。福井の恐竜博物館では発掘体験は有料で、それが当たり前だと思っていたので驚きでした。
まず博物館で受付を済ましてから館内を見学しました。
館内はそれほど広いわけではないのですが、哺乳類、魚類、植物などの化石が展示されています。
この地域で発見された、デスモスチルスという哺乳類の骨が展示されていました。
化石採集の受付では、河原には化石採集禁止になっている場所があることや、大量に採集しないことを聞きました。
採集場所の行き方や駐車場も丁寧に教えていただきました。
いざ化石採集のために河原まで移動
博物館から化石採集ができる野外学習地までは車で10分程度の場所にあります。
土日祝日は臨時駐車場があり、河原までは10分程度歩きました。
私たちが行った日は5月でしたが日差しが強く汗びっしょりで必死に化石を探していました。
帽子、水筒を持参し日焼け止めなどを塗っておくことをオススメします。
目の前は化石でいっぱい
ちゃんと化石を発見できるか心配していましたが、そんな心配はいりませんでした!
ハンマーで叩かなくてもすでにたくさんの化石がそこらじゅうにゴロゴロ転がっているではありませんか!
貝や植物の化石は色くなっていたり、茶色や黒かったりとすぐに見分けがつきます。
恐竜の化石はなさそうですが、約1700万年前の貝や植物がこんなにもたくさんあることに驚きました。
少しひびが入るとすぐにバラバラっと割れるような石だったので削りやすかったです。
化石採集は小学生からがちょうどよいかも
前回福井に行ったときはまだ5歳で、ハンマーやたがねをうまく使うことができませんでしたが、7歳ともなると上手に道具が使えるようになっていました。
とはいえ綺麗に削ることはまだ難しそうなので、これからも採集に行って腕を磨きたいようでした。
何の化石を発掘したのか調べることができる
河原にたくさん化石がありますが、初心者の私たちはまったく何なのかわかりませんでした。
瑞浪市化石博物館では、化石図鑑や専門のスタッフの方がいるので自分の取った化石の種類を判別することがでします。
化石図鑑で調べる
受付で化石図鑑をもらうことができ、野外学習地で見つかる化石はだいたいのっているようです。
見つかりやすさが★で示されており、哺乳類の化石やサメなどの化石はなかなか見つからないようです。
また何の化石なのかを特定しやすいように判別のポイントなども詳しく書かれておりとてもわかりやすく載っていました。
博物館のスタッフの方に聞いてみる
貝なのか植物なのかも全くわからないくらいの初心者だったので、受付で「博物館には博士がいるから大丈夫だよ」と言われたことを思い出し、再度博物館へ行ってみることにしました。
受付で発見した化石が何なのかを尋ねてみると、博士が来てくださり、本格的に1づつ化石を見てもらえました。
化石図鑑と照らし合わせながら教えていただき、意外と図鑑に載っていた化石を発掘できていたことがわかり子供も喜んでいました。
中には化石図鑑にないボタンウニ、エゾフネガイなども本で調べていただきました。
博士というお仕事の方に生まれて初めてお話ができてそのことにも感激しました!
丁寧に教えていただき、ありがとうございました。
今回採れた化石
イズモユキノアシタガイ
マテガイ
シラカシの仲間
ボタンウニ
エゾフネガイ
自宅に帰り100均で購入した箱に入れ今も大切に飾ってあります。
100円ショップでも色々な箱が売っているので購入して飾っておくと、発掘の楽しさを思い出すステキなお土産となります。
比較的空いている
福井県立恐竜博物館は有名な場所なだけあり、化石発掘体験も事前予約が必要でした。
瑞浪市恐竜博物館は、採集は2時間までで帰る際は連絡するというルールになっていましたが、特に入場制限があるということもなく、河原には化石たくさん発見できます。
また福井県立恐竜博物館に行った時に分かったのは、初心者が化石発掘をしても取れるのは貝や植物で、恐竜の化石はなかなか発掘できないことと、貝や植物の化石でもとても感動することでした。
瑞浪市化石博物館の野外学習地は、河原なので広々としており、休憩を挟みながら自分のペースで採集を楽しむことができるので、化石発掘をゆっくりと採集して楽しみたい!と思っている方にはとてもオススメです。
博物館周辺も楽しめる
瑞浪市民公園
博物館の前は公園になっており、化石と言えば恐竜!ということなのか恐竜のオブジェがあったり、遊具も沢山あり子供は公園でも楽しんでいました。
ちょうどこの日は子供の日が近いこともあり、空にはこいのぼりが泳いでいて綺麗でした。
ステージもありイベントも行われているようなので、日程を合わせて行くとさらに楽しいかもしれません。
サイエンスワールド
瑞浪市化石博物館を横目にさらに奥へ行くと、サイエンスワールドという科学館があります。
今回は行けなかったのですが、ワークショップなどの体験ができる施設で子供が楽しみながら学ぶことのできる施設のようです。
次回また化石採掘に行く際は立ち寄ってみたいと思っています。
恵那川上屋
瑞浪市化石博物館から市街地の方へ向かったところに恵那川上屋というお菓子屋さんがあります。
てっきり栗きんとんで有名な川上屋かと思いきや、こちらのお店とは違ったようですが、たくさんの人でにぎわっており有名なお菓子屋さんでした。
この地域は栗が有名なので、モンブランや栗きんとんなどの栗のお菓子がたくさんありました。
喫茶が隣接されているため、一息つきたい時は立ち寄ってみたいと思いました。
多治見の陶芸体験
せっかく瑞浪まで来たので、美濃焼で有名な多治見まで足を延ばして陶芸体験をしてみてはいかがでしょうか。
私たちも今回は陶芸体験をしてから化石発掘体験をするという体験づくしのハードスケジュールだったのですが、どちらもめったにできない体験ができたので大満足でした。
多治見市内にはたくさんの陶芸体験ができる工房があるため、事前に調べてみて体験してみてください。
▼今回体験した工房はこちら
瑞浪で化石発掘体験をしてみよう!
今回は初めての化石発掘体験でしたが、化石発見することができ大満足の1日となりました。
博物館のみずなみ化石教室に事前予約をすれば専門の方から化石について学ぶことができ、化石のクリーニングなどもできるようなので、こちらもぜひ行ってみたいと思いました!
皆さんもぜひ行ってみてくださいね!
▼以前福井県立恐竜博物館で化石発掘体験をした記事はこちら