賃貸アパートと日々の生活

狭小ベランダ菜園で食費を浮かせたい主婦

うどんこ病対策に!お酢スプレーを使ってわかったメリット・デメリットとは?

暖かくなり家庭菜園が楽しい季節ですね!

ベランダ菜園で野菜を育てていますが、最近気になるのがうどんこ病!

順調に育っていると思いきや、だんだん葉が白くなってくるので困ってしまいました。

赤カブ
毎年うどんこ病になるよ〜

お酢に含まれる酢酸には殺菌作用があり、うどんこ病のカビを駆除できると聞きました!

今回はお酢スプレーを実際に使って本当にうどんこ病が改善するのかを検証してみました。

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うどんこ病ってなに?

土壌に住んでいる糸状菌と呼ばれる菌が葉に付着して広がり、まるでうどんの粉のような斑点が葉に付きます。

ありふれた病気なので、多少の斑点なら放置しても大丈夫なのですが、どんどん大きく広がると葉が光合成ができなくなり、やがて枯れてしまうというちょっと病気です。

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写真のように、ここまで枯れてしまうともううまく育ちません。

うどんこ病にかかりやすい種類としては、ウリ科のキュウリかぼちゃすいかなどや、マメ科のスナップエンドウなどですが、我が家でも毎年うどんこ病に悩まされています。

うどんこ病になりやすい環境

風通しや日当たりが悪い

風通しや日当たりが悪いとうどんこ病の菌が住みやすい環境を作ってしまいます。

我が家もベランダで育てているため、風通しも日当たりも悪い環境でした。

なるべく壁から離した場所に置き、ベランダの中で日が長く当たる場所を選んでプランターを置くとよいでしょう。光合成が盛んに行われる午前中だけでも日が当たる場所を選ぶとよいです。

乾燥しやすい

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数日雨が降らず水やりもしていないと、うどんこ病が広がりやすい環境となってしまいます。

気づいたらいつの間にか大きく広がってしまうことがあるため、うどんこ病を洗い流すように葉にもたっぷりと水をかけて、水やりはこまめに行いましょう。

泥はね、水はねに注意

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うどんこ病の菌である糸状菌は土壌に住んでいるため、土にビニールや藁などのマルチをして泥や水が跳ねないように対策が必要です。

ちなみに、写真のように藁でマルチをしていたのですが、うどんこ病が広がってしまいました。

環境を整えてもやっぱりかかってしまうのが、うどんこ病のやっかいなところ。

家庭菜園なので、できれば農薬を使いたくないし、そもそも買いに行くのがめんどう。笑

ということで、今回は家にあるお酢を使ってうどんこ病を撃退できないか実験してみました!

お酢スプレーの作り方と使用方法

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お酢に含まれる酢酸と呼ばれる成分がうどん粉病を殺菌してくれる効果があるようです。

早速家にあるお酢を使ってみました。

必要なもの

どの家庭にもあるはずのお酢。

わざわざ購入せず自宅にあるものでうどん粉病を治したい!とお酢を使ってみました。

・お酢 30cc

・水     500cc

・霧吹き

 お酢スプレーの作り方

お酢の濃度が高すぎると今度は葉の成長に悪影響になる可能性があるため、今回は6%に薄めたお酢スプレーを作ってみました。

 作り方は簡単!ただお酢と水を混ぜるだけです。良く振って使ってくださいね。

お酢スプレーの使い方

①葉や茎に散布する

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お酢スプレーをうどんこ病が広がっている部分に散布します。葉が水を弾いてしまうため、細かい霧をかけるようにするといいでしょう。

散布したら手で広げてうどん粉病を洗い流すと葉全体にムラなくつけることができます。

忘れがちな茎や葉の裏にも、うどんこ病が広がっていることがあるため、しっかりと散布しましょう。

今回は毎日使うと葉の生育に良くないと思いながらも、しつこいうどん粉病に3日間連続でスプレーをしてみましたが、枯れることもありませんでした。

②定期的にお酢スプレーを散布

散布していないと、うどんこ病がさらに広がっていくので週1回のペースで散布することで、その後のうどんこ病が大きく広がることはなくなりました。

お酢スプレーのメリット

手軽に作れる

我が家にはお酢が常備されており量もたくさんあるため、何度も作って容器に入れていつでも使えるように準備しています。

農薬と違って費用もかからず手軽に作れるのが魅力です。

スプレー1本分を作る場合、1回のお酢の量は30mlと少量なので、何度も作ってストックしておくと良いです。

うどんこ病に効果がある

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写真のように、うどんこ病で白くなっていた部分が、影のような跡になり、確実にうどんこ病が消えていました。

お酢スプレーには効果があることがわかりました!

スプレーし過ぎても枯れにくい

今回は3日連続でお酢スプレーをかけてみましたが、葉の状態は悪くなりませんでした。

以前重曹スプレーを使ってみた際は、使いすぎると葉にダメージがあり、枯れてしまったことがありましたが、お酢スプレーは安心して使用できます。

お酢スプレーのデメリット

完治するのは難しい

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定期的にお酢スプレーをかけても、成長点周辺の部分に、新たなうどんこ病が広がってしまいました。

お酢スプレーを使っても完全に治ることはなく、いずれは枯れる運命。延命のつもりで定期的に散布して使用することがいいと感じました。

お酢の臭いが気になるかも

スプレーをすると、ベランダが多少お酢臭くなります。

近所迷惑になるほどではありませんが、一時的に鼻につくにおいがするため、洗濯物などを干していない時間にスプレーすると良いでしょう。

できればうどんこ病になる前に対策を!

木酢液をかける

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うどん粉病になってしまう前に、予めうどんこ病にかかりやすい種類の苗には水やりの歳に木酢液を使用するといいでしょう。水やりの際に希釈した木酢液を葉にかけるようにして水をやると効果的と言われています。

葉の生育が活性化することで、うどんこ病などの病気ににかかりにくくなると言われています。

独特の臭いが気になる方もいますが、土壌改善にもつながるため、葉にも水をかけるようにたっぷりと水やりをしましょう。

えひめAIを作りかける

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えひめAIと呼ばれる乳酸菌、酵母菌、納豆菌を使った溶液もうどん粉病の予防に効くと言われています。

イースト、ヨーグルト、納豆を発酵させれば自宅でも簡単に自家製のえひめAIを作ることができます。

我が家でも実際に作って定期的に葉に散布して使用してみましたが、確かにうどんこ病にかかりにくくなっている気がします。

ただ、作るのが面倒なので1度しか作ったことはないので詳しいことはわかりません。

お酢スプレーを作ってみよう!

毎年悩まされるうどんこ病ですが、自宅にあるお酢で簡単に作れちゃいます!

お酢スプレーを準備して今年こそはうどんこ病に負けない野菜を作りましょう!

YOUTUBEにもアップしていますので、良かったら見てくださいね!

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